その2 コロンビア・メデジンの風景(1)
私にとってストリートビューやパノラミオの写真を見るのが楽しみな都市のひとつが、コロンビア第二の都市・メデジン(→Wikipedia)。
特徴的なのが、市民の公共交通としてロープウェイがあるということ。
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※別画面で見ることをおすすめします。
※以下は2014年6月2日現在のデータによる内容です。写真が差し替わる場合があります。
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ロープウェイと言ってもかなり新しいもので、観光でなくとも日常で鉄道系交通として使われているようだ。メデジンは坂の町で、大小さまざまなバスもあちこちで走っている。
坂上にある駅を見ると、設備もピカピカで最新鋭の交通機関という感じがする。しかしさすが南米、そのケーブルの下にボロボロの住宅が突如出現したりもする。
坂上の上のまわりは団地というかマンション群というか、この街ではスタータスの高そうな住宅地がある。さぞかし眺めもいいだろう。これらの外観が、またどこかおしゃれなのだ。日本の集合住宅は建物が無難で、生活の品々も見慣れているせいか特に何とも思わないのだが(私の実家のようなボロい団地はまた別の味わいもあるが)、このあたりのマンションはカーテンや洗濯物がカラフルで、ずっと見ていても飽きない。どうしたらこんな感覚が磨かれるのか、それともこんな色彩のものしか売ってないのか・・・。
唐突に現れるこの建物もなんだか好きだ。何かはわからないけれど(施設を囲っている?)。
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こちらのマンションは通路側が見える。
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拡大して見るとところどころに怪しげな店がありややガラが悪そうだが、中層階の雑貨屋まで直結の螺旋階段があったりして自由だ。その右側にはくつろぐ人々の姿も。結局その雑然としたマンション群も、窓側から見るととてもスマートかつ楽しげだから不思議だ。
ストリートビューのカバー範囲は広くないが、とにかくどのマンションもおもしろい。生活感とお洒落さが両立していて、安全なところから眺められる限りはいつまでも見ていたい。現地に行きたいかというと、まあ、いろいろあるだろうけど。
もう少し下の住宅は柵や金網で厳重に囲まれているが、これはむしろ南米の住宅地では普通だろう。ゲーテッドコミュニティのような住宅群もある。それらの風景についてはまた別の記事で。